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 ラブラドゥードル 犬種標準
オーストラリアン・ラブラドゥードル 犬種標準 1997年
【アンジェラ・カニングハム ビバリー・マナーズ】
【アンジェラ・カニングハム】2000年/2003年改訂
【アンジェラ・カニングハム ビバリー・マナーズ】2005年改訂

穏和な気性と心身共に健全であることは家庭犬として最も重要な要素であり、
如何なる理由があってもそれらを犠牲にしてはいけない。

■一般的な外見 オーストラリアン・ラブラドゥードルは活発かつ優雅でありながら、
コンパクトな体躯を持ち、骨格はがっしりでも華奢でもないこと。
自由な状態では快活でエネルギッシュであり、人に扱われている時は大人しく
静かであること。 人と接する時は、アイコンタクトを取り、ハッピーでフレンドリー
であること。 習得する能力に優れていて訓練がしやすいこと。
コートはふさふさのウェイビーまたはカーリータイプで、抜け毛がなく
アレルギーフリーな状態も可能であること。

■サイズ 現時点でも完璧な状態に定められているわけではなく、オスとメスのサイズの違いに
ついても定められていないサイズがある。 子犬の月齢で成犬のサイズを正確に
予想することは、現時点においても経験のあるブリーダーに要求出来ない。
サイズは平らな場所に犬を立たせ肩胛骨(両肩胛骨間の隆起)から地面までを計る。
大きい犬も小さい犬も交配の時には最大の注意が必要となる。
大きい犬は急激な成長期において骨格面で問題が出てくる。心身面 において健全で
あることは最も重要である。大きくなりすぎることは大きな欠点である。
ミニチュアサイズのオーストラリアン・ラブラドゥードルは活発であること、
精神的な逞しさを確実なものとするため最大の注意が払われなければならない。
サイズを縮小していくことは、遺伝疾患、気性に問題が出てくる。
どこまで小さくするかという点に注意を払うことは、心身共に健全な犬を交配する
上で最も重要なことである。
ほとんどのオーストラリアン・ラブラドゥードルは実際の見た目よりも体重が少ない。

■スタンダード:53cm-60cm
メスの理想的な体高は53cmから60cmで、オスの理想的な体高55cmから60cmである。
体重は21kgから24kgが理想である。

■ミディアム:43cm-52cm

メスの理想的な体高は43cmから48cmで、オスの理想的な体高48cmから50cmである。
体重は17kgから20kgが理想である。

■ミニチュア:33cm-42cm

ミニチュアの理想的な体高は36cmから41cm、体重は7kgから11kgである。
ミニチュアオーストラリアン・ラブラドゥードルの体高にオス・メスの差は
定められていない。

■胴体 体高と体長の比率は10:12が好ましい。 【体長より体高がわずかに長い状態】
しかし見かけはスクエアでコンパクトであること。
肩は肋骨とコーディネーションが取れている肘に対してしっかりとした角度を
持っていること。 後ろ足は適度な角度に曲がり、飛節は短くしっかりしていること。
トップラインは平らで、しっかりとした腰回りを持ち、胴の後ろ半分は平らで
あること。 彼らは駆け足をする犬種として交配されているので、
横腹は、肘の真下にあたる部分、すなわち胸部から適度な曲線を描いて上がっている
ことが大切だが、極端な曲線であってはならない。
肋骨はバランスよく広がっていること。 全体的に見るとスクエアであり、
バランスが取れていて、活発であり、筋肉が発達していること。
■動き 速歩の状態では、意図的であり、前足をしっかり伸ばし、後ろ足をしっかり
蹴る動きで、強く弾力性のあること、「どこかへ向かっている」という
表情を現していること。 ハッピー、リラックスしているとき、また遊んでいる
ときは、4本の足が少し宙に浮き、軽く跳ねる状態にあること。
股関節が極度に緊張した状態では、動きが堅苦しくなり欠点と見なされる。

■尾 トップライン対して高めが好ましい。セーバー(ほどよく曲がった軍刀)のように
軽く上に曲がった尾が好ましいが、曲がった尾が一周してはならない。
曲がった尾は好ましくない。

■頭 均整が取れていて輪郭がはっきりしていること。
しっかりとした睫毛を持ち、おでこから鼻に向けての角度が適度であること、
目は充分に間隔が空いていること、鼻から目の距離は横頭の大きさよりも長いこと。
頭は均整が取れ輪郭がはっきりしていて、足や尾のようにしっかりとした毛量が
あること。

■耳 頭に対して平行についていること、耳の付け根は目の位置と同じであること。
耳の厚さは普通で、自然に持ち上げたとき耳の先が犬歯の位置に来ること。
このとき耳の先が鼻先に届く場合は大きな欠点になる。耳道には余分な毛がなく、毛量が多くないこと。
何かに注意をよせているとき、用心深くなっているときは耳の付け根が頭のトップラインよりも高くなる。
毛量の多い耳は欠点となる。

■目 ほぼ円形、大きくて表現力豊かであり、いつも人とアイコンタクトを取ろうと
すること。 出っ張ったり、引っ込んだ目は欠点となる。涙目も欠点となる。

■目の色 目の色は体の毛の色に合っていなければならない。 ブラック、ブルー、濃いレッド
チョコレート、シルバーの犬は濃褐色の目を持っていること。
カフェ、ミルクチョコレート、ゴールド/アプリコット、チョークの犬は、
黒の色素細胞を持っていれば濃褐色、褐色の目が好ましい。
キャラメル、またはがレバー(ピンク)の色素細胞を持っている犬は濃褐色でも
淡褐色でも構わない。
色に関しては、人と同じでいろいろな組み合わせがある。
同じ淡褐色でもグリーン・ブルーグリーンの斑点が出る場合はとても個性的である。
淡褐色を持っている犬は優しい表情でなければならない。
冷たく表情豊かでない犬は目の色がどうであろうと大きな欠点となる。

■歯 シザーズバイトのみ。 アンダーショット、オーバーショットは欠点である。
ミニチュアラブラドゥードルは歯の数が多すぎてはならない。

■鼻 大きくて四角く水分を含んでいること。
色素はブラックかローズ(レバー)色ではっきりしていなければならない。
ブラック、またはローズ色の色素を持った犬はピンクの斑点やシミが鼻、
くちびる、目の縁や肉球にある場合は欠点となる。

■首 しっかりして筋肉のよくついた首で、ほどほどの長さ、ゆったりとした曲線を
描きなめらかな角度で肩のラインに繋がっていること。
首は適度な長さで優雅さを現していること。短く太い首は欠点となる。

■色 単色が好ましい。胸や足先に見られる小さい範囲の白い毛は受け入れられる。
濃い色の毛の犬にねじれ毛と呼ばれる白っぽい毛が出るのは、
欠点ではないが望ましくない。
パーティ、またはファントムは望ましくないが受け入れる。
パーティは顔、頭、胴がホワイト色を含んでいれば何色との組み合わせでもよい。
ファントムは2色でブラックにシルバー、またはゴールドなどである。
しかし単色のオーストラリアン・ラブラドゥードルは高い評価を受けるべきであり、
一番好ましい。 色に関しての犬種標準は次の通りである。

追記:元々の色が薄くなり毛先がきらきら光ったり変色することは
自然な現象でありこれを退色と呼ぶ。
活発に外で過ごし日光で毛先がやけたオーストラリアン・ラブラドゥードルや
何らかのサービスドッグに多く見られるが、欠点とみなされるべきではない。

■■■毛色の種類■■■

■チョーク
乳白色で真っ白ではない。ローズ、ブラックどちらの色素細胞でもよい。

■クリーム・アプリコットクリーム
毛色はクリーム系の色ならどんな色でもよい。
ローズ、ブラックどちらの色素細胞でもよい。

■キャラメル
濃いゴールド/アプリコット色でキャラメルのような毛色。
ローズの色素細胞を持っていなくてはならない。

■レッド
単色でムラのない濃いレッド色。
本物のレッドとは生え際の色が毛先より濃くなければならない。
レッド色は年齢と共に退色する場合があり、シニア犬の退色は欠点とみなされない。

■ゴールド・アプリコット
よく熟れたアプリコットの中味のような色。
本物のアプリコットとは生え際の色が毛先より濃くなければならない。
色には濃淡があり、年齢と共に退色する場合があり、シニア犬の退色は
欠点とみなされない。

■ブルー
中くらいから濃いスモーキーブルー。 ブルーは稀なカラーである。
ブルーの犬は産まれたときはブラックだが、肌がブルーがかっていて、
若い月齢でその色が現れる。ブルー以外の色が混ざることは好ましくない。

■シルバー
産まれたときはブラックだが、肌はグレーがかっていて若い月齢でその色が現れる。
シルバーは本物の色が出るまで3年ほどかかる場合もあり、
濃いスモーキーシルバーからプラチナのような薄いシルバーまでいろんなコートが
現れる。色にムラがあるのは自然である。

■チョコレート
濃いチョコレートで、産まれたときはブラックに近いカラーである。
成犬になってもこの色の濃さは変わることがない。
全体が同じ色であることが条件で、 他の色が混ざることは全く好ましくない。

■カフェ
ミルクチョコレートのようなカラーでその系統のコートをしている。
シルバーと同じ遺伝子を持っている犬は、チョコレート系統のいろんな色が出るまで
3年ほどかかる。 日光に当たる時間が多いほど、毛先が薄くなる傾向にある。

■ラベンダー
くすんだラベンダーとチョコレートカラーが混ざったようなカラーで、
ピンク/ライラックカラーにも見える。
ラベンダーカラーの犬は産まれたときはブラウン色で、
子犬の月齢で予想することはかなり難しい。
他の色が混ざることは全然好ましくない。 ラベンダーは稀なカラーである。

■パーチメント
産まれたときはミルクチョコレートカラーだが、くすんだクリーミーベージュになる。これは早ければ生後6週間後にも現れる。
パーチメントは稀なカラーである。

■被毛 ■フリース
毛の質は軽くシルクのようでアンゴラ山羊(モヘア)に似ている。
フリースコートは軽くウェーブのかかったほとんどストレートに見えるものから、
きつくウェーブのかかったものまであり、粗めのコートは目の周りや
トップラインによく見られるが、粗めのコートがないことは高く評価される。

■ウール
羊のウールみたいに毛量が多い。
好ましいウールコートとは巻き毛がぶら下がる状態である。
ウールコートのほとんどはつやがあり、螺旋状ではなくバネのような状態である。
あまり毛量が多いのは好ましくない。
オーストラリアン・ラブラドゥードルはシングルコートであり、
フリースもウールも自然な状態に保たれるべきである。

■ヘア/フラット
ヘアコートは抜け毛があるため、欠点とみなされると同時に望まれるタイプではない。

***体臭、および抜け毛がないこと。
【ただし初代ラブラドゥードルにみられるヘアコートを除く】
子犬のコートから成犬のコートに生え替わる時、またはメス犬のヒートの時期は
毛質が変わる。 この毛質は抜け毛が落ちることがあってはならないが、
ブラッシングによりすべての毛を取り除くことが可能である。
毛質は犬の毛というよりフリースの印象に見えることが重要である。
好ましい毛質の状態とはカジュアルで自然に見える状態である。
トップライン、耳の下のネックライン、足先のトリミングは自然な印象を
壊すことなくきれいになる。 目立ったトリミングは欠点とみなす。

■気質 ずば抜けて賢い、社交性に優れ楽しいこと。トレーニングが楽であること。
珍しい、または特別な仕事も素早く覚えること。
活発、いつも天真爛漫な性格であること。 正しいトレーニングを怠ると、
飼い主よりも賢くなってしまうこと。
家族に対して忠実であるがとてもフレンドリーであること。 攻撃的でないこと。

■その他 オーストラリアン・ラブラドゥードルがアレルギーを起こしにくいという事実は
科学的に証明されてはいない。
今まで行われたリサーチによると、ウールコート、フリースコートは、
喘息やアレルギー患者にとって、かなりの確立で有効であることが証明されている。
初代のラブラドゥードルはいろいろなタイプの毛質を持っていて、
マルチジェネレーション・ラブラドゥードルにも先祖返りと呼ばれている
被毛の犬がいるが、毛質だけで排除されるべきではなく、心身の健全さ、
気質を評価されるべきである。 これらの個体は貴重な遺伝子を受け継ぎ、
素晴らしい子犬を生みだしている。 同じことが好ましくないカラーや
サイズの犬にも当てはまる。 犬種の質を向上させるためには、時間をゆっくりかけて
研究を行うべきである。
ラブラドゥードルという犬種を守るため、また、現在、他の純犬種が直面している
遺伝疾患の問題を避けるため、健全な遺伝子を保つことが重要である。

重要:心身共に健康であること。
オーストラリアン・ラブラドゥードルが遺伝疾患を患わないために
ブリーダーは繁殖個体の検査を怠ってはならない。
ラブラドゥードルは家庭犬に最も適した犬である。

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